さてフィールドレコーディングやってまいりました。そもそもはmAtterから年内リリース予定(年内リリースという目標も多分いいガソリンになっているはず、渋谷慶一郎テキストを引用させて頂ければこれです、”生きている限りはやはり急がなくてはいけない。急いでも間に合わないんだから急がないといけない”、つまりクリエーションに携わる僕らは特別イメージ、イマジネーションに急いだ方がいい時がある)の"Giuseppe La Spada+shotahirama"。そしてそのスピンオフ企画として持ち上がったのが、この"Yukitomo Hamasaki+shotahirama"。
mAtter founderのHamasakiさんと私shotahiramaがフィールドレコーディングのマテリアルで、同音楽(現在のフィールドレックものの一般的な形式)のプログレッシブな形態と、その応用による一種のコンクレートミュージックの新たな方向性を探る、というテーマで活動するユニット。”それ”がどう今後動くかは、すでに色々決定しているのですが例によって解禁できず未だモヤモヤとさせたまま、ただ6月の28日に行われるSuperDeluxでのライブ以降はじゃんじゃん情報がアップされていくと思いますので引き続きこのブログなり、mAtterのブログなり(mAtterのwebsiteがリニューアルしてます)、僕のwebなり、もしくはtwitterね。こちらがHamasakiさんとmAtterのtwitter。 それで今回のブログ更新。5月16日、もしかしたらアルゴアが、もしくはその昔カーソンが、さらにはその昔のソローがあの日あの時宣言した”文明の発展が環境破壊をそしていつしか地球温暖化に”的な警告文章が今になって、まさにこの日フィールドレコーディングする今日になって猛烈な勢いでフィードバックしてきたのか、そんな16日は5月のファッキン真夏日。都内某所。真っ昼間にバイトあがりの僕が到着。続いてカンヌ映画祭のルーキーコンペに日々制作間に合わず、しかしアイディアが浮かび続ける、なんとも羨ましいイメージに追われている売れっ子カメラマン兼”弟”kenhiramaも到着。最後に今回のプロジェクトの総締めHamasakiさん登場。 今回はSONYのPCM-D50を使用。(MonolakeのRobert Henkeが最新作Silenceで使用していたのがこれ)カスタム無しの標準セットアップで草の中や池、滝、日本庭園。建築物/人工物との対比、その距離と時差、そこの温度と湿度、感情と景色を感覚的に捉える(録音する)にはこれが一番と考え、今作はこのD50でしばらくいくと思います。少し風が強めだったのが準備不足を露呈した結果になったが、それなりにいい成果があったこの日。まぁ僕もHamasakiさんもプロセシングに関しては神経質な方だと思うので、例え録音ファイルが0.1秒しかなくても例えば音量感が足りなくても、逆にノイズ混じりでも難なくアップデートは可能であるはず。ミニマリズムのMはマゾヒステリアのMか。少し脱線したが、つまり「そこで録音した」、そこで切断し拾い上げてきた「時間」その「事実」が欲しい訳で、サウンドデザインにおいて今一番重要なのはその「真実」な訳で。んー、だからだとするともう少し多くの真実をこの目とマイクで確認していく必要がある。そんな一日。勉強になったなぁ。 例えばご先祖様フェラーリや、キャバレーからマッケンジーのHafler Trioとエリート街道を横断してきた永遠の一匹狼Chris Watson(今や英Touchの看板)や、リチャードプリンスジャケでお馴染み仏エレベーター音響ことおしゃれ番長Eric La Casaなど、歴史上数々のエポックメイキング的なフィールドレックがこれまで発表されてきた。んが、そのどれもが一律”恐ろしく解像度の高いサウンドワークスに、凄まじく密度の高い制限空間から成るコンセプチュアリズム”であり、それらを音楽的メディアであるCDに落とす以上は音楽的構図で見つめざるを得ない状況下、何度も言うが”そのどれもが”録音物の持続、もしくは歪な音響を発生する対象物、次元の違うシーンを連続させるSF的方法論、等ある幾つかのパターンと、流行のドローンへの自己能動的回収。こんなのはね、保守的と思われても仕方が無いであろう、特にその後の数々のフィールドレコーディング系アーティストのその怠慢なコンポジションとやらは、なんとも目を覆いたくなる状況。 (写真上:Chris Watson, Constable & The National Gallery | 14th May 2010。先生。マッケンジーとの不仲。環境問題への強い関心と優れた録音技術により脱ノイジシャンに成功。か、どうかは不明。) で、毒を吐きまくった後で中指突き刺して”俺らならこうする”的スタンスが今回の"Yukitomo Hamasaki+shotahirama"が言う所の「フィールドレコーディングのマテリアルで、同音楽(現在のフィールドレックものの一般的な形式)のプログレッシブな形態と、その応用による一種のコンクレートミュージックの新たな方向性を探る」なのである。自然と人間生命との接続部に設置されているサウンドシステムにマイクを向けて、本来聴こえない(聴こえているはずなのだが)オーディオ、Inaudible Connectionを採取する、Giuseppe La Spadaとの共作もテーマが”これ”であり、彼とは映像というもう一つ大きなタームがあるので、それはまた今度のお話として。要するにこの"Yukitomo Hamasaki+shotahirama"、何度も言うがすべては6月の28日、SuperDeluxで。このビッグマウスの真相を。今回このブログを読んで頂いた方のみにヒントを。ヒントはDubとBiorhythmです。お楽しみに!
shotahirama his new CDR album "Unhappy American Lost in Tokyo" is now available! Released on May 4th, 2010 from Re-Records (Hongkong). Further information on this release can be found at re-records.com and shotahirama's official website www.signaldada.com. 私shotahiramaの新作アルバム"Unhappy American Lost in Tokyo"が5月4日(2010年)にようやく発売になりました。フォーマットはCDRで、香港はRe-Recordsというレーベルからのリリースです。主なディストリビューションはRe-Recordsのofficial websiteでも確認出来ますが、ドイツStaalplaatをはじめアメリカSoleilmoon Recordingsから香港はLona Records等、ここ日本に関しましては今現時点(7月1日時点)では東京は青山ブックセンター六本木店、福岡はpopmuzikのみのお取り扱いになります。今後も主に東京エリアを中心にお取り扱い店舗が増えていきますので、その都度このGRAFKAVANもしくはshotahiramaのofficial websiteにて報告していきたいと思います。 release date: 4th May 2010 label: Re-Records (Hongkong) price: 1,575 Yen (Tax Inc.) buy: ABC Roppongi, popmuzik and more coming... cat number: RE-CD-005R format: CDR cover design: Re-Records
info: Tokyo based sound artist, shotahirama’s latest album “Unhappy American Lost in Tokyo”, is inspired by the idea of a person with dual nationality and multiple citizenship. It is an attempt to explore the themes of their loneliness, alienation, insomnia, existential ennui, and culture shock against the backdrop of a modern Japanese cityscape. Sounds move across a broad range of spheres from electronic based composition, through to evocative field recordings that seek to reveal those sound spaces largely ignored or inaudible. Capturing sounds as delicate as sand grains in motion, shota uses laptop computers to makes multilayered compositions that blend synthesized melody and conventional musical instruments with harsh, irregular glitch-influenced sounds and washes of white noise. shota also used field-recording materials (taken by shota himself) to create concrete noise for dynamic sounds of drone.
これまでの主な作品として、Improvised Music From Japanから発刊された"Improvised Music From Japan 2009"(09年12月20日発売)での執筆、同じくCDへの楽曲提供、またフルアルバムとしては"Unhappy American Lost in Tokyo"(香港Re-Records、CDR、10年5月4日発売)がリリースされている。今後は"Giuseppe La Spada + shotahirama"(日本mAtter、DVD/BOOK、10年発売予定)、"the silence was warm vol.3"(日本Symbolic Interaction、CD Compilaton、10年発売予定)、"On high in blue tomorrows"(イギリスUnder The Spire Recordings、CDR、10年発売予定)、等その他複数(香港Re-RecordsとEdition NIkOとの共作出版)の作品が予定されている。 ENG名義では"Barcelona"(スペインTecnoNucleo、mp3、07年発売)、"Kollaps"(スペインAlg-a、mp3、08年発売)、"Dokument 2006-2009"(日本Edition NIkO、2CDR、09年発売)がリリースされており、そのリリース活動は頻繁である。
またサイドプロジェクトとして現在複数の作品が進行中。2007年にCommmons(英.Touch)よりリリースされたfennesz sakamotoの作品"cendre"そのヨーロッパツアーにフィルムアーティストとして参加し、Powerstock FestivalでのChristian Fenneszとの共演や坂本龍一主宰のStop RokkashoでのMono No Aware参加、2007年Webby AwardsにてDavid BowieやThe Beastie Boysと並び、その年唯一のイタリア人受賞者となった経歴も持つ、現在最も多くの電子音響家から支持を受けるイタリア人映像作家、Giuseppe la spada。そのGiuseppeとshotahiramaの2人で、それぞれ映像と音響を担当し新たな映像作品を制作中(mAtterより発売予定)。
shotahirama: is a Sound Artist from New York, US and currently live in Tokyo, Japan. Inspired by Modern Art, Dada, Bauhaus and Postmodern literature. Also known for the founding of the SIGNAL DADA, Edition NIkO (NIkO Label), ENG (electronoise group) and JANDEATH. His musical focus is characterized by digital synth and field recording with computer software processing and improvisation, which generates a large palette of possible sounds including; grainy textures, complex patterns of smooth drones, and microscopic clicks and cuts.
Shota, as a solo artist or in other project, has released music on the following record labels: Improvised Music From Japan (Japan. BOOK/CD compilation, 2009), Re-Records (Hongkong. CDR album, 2010), mAtter (Japan. BOOK/DVD, coming 2010), Symbolic Interaction (Japan. CD compilation, coming 2010), Under The Spire Recordings (UK. CDR album, coming 2010), and more. net labels: TecnoNucleo (Spain. mp3 album, 2007), Alg-a (Spain. mp3 album, 2008), NTNS Radio (Netherlands. mp3 compilation, 2009).
And from 2009, Shota launched a collaborative project "Giuseppe La Spada + shotahirama", with Italian Webby awards winner, Giuseppe La Spada. Known as "one of the most highly rated film-artist of the moment" -Drome Magazine. In 2008 he strengthened the collaboration with Ryuichi Sakamoto and Fennesz following the two artists with his visual comments during the tournèe Cendre. This "Giuseppe La Spada + shotahirama" will be release out soon from mAtter label (Japan). Stay tuned for more information...
アートレーベル mAtter のパブリケーションに携わり、自らも shotahirama 名義にて執筆や翻訳/英訳そしてサウンドクリエーション等、文学から音楽へとスリップストリームな活動を展開するニューヨーク出身の作家、平間翔太。2010年には音楽レーベルとして原盤の企画制作及び音楽出版他、公共施設へのサウンドデザインを提供する等の事業を展開するインディペンデント・レーベル SIGNALDADA を設立。 2011年3月には「エレメント同士の衝突」をテーマに、42曲20分という独特のエディットの中で壮大な音響ヴァリエーションを描いたCDアルバム Sad Vacation を発表。そのフィールドレコーディングのコンセプチュアルな位相変換とトポロジカルな音響フォルムが「ノイズ、具体音が曲想的な音楽に」(Sound&Recording 5月号)「ドラスティックに引き裂かれる時間と空間」(音楽家 evala /port, ATAK)などと評され、大きな話題を呼ぶ。同作品のリリースツアーとして2011年9月に開催された東京公演を皮切りに京都、香港と世界各地で演奏が行われた。
また翻訳家/通訳としても活動を行う。これまでに2011年ドイツ・ビーレフェルトで劇場公開された古舘徹夫氏による演劇作品 Death Fragments - Buchner, 23 years old にて脚本英訳を担当、スイスで国内最高峰と呼ばれる芸術賞スイス・アートアワードを受賞したアーティスト Pe Lang の日本初展示にてインタビュアー/通訳として参加。2012年には東京都写真美術館が主宰する第4回恵比寿映像祭に出展された mAtter キュレーション展示 Between VISUAL and SPATIAL にインタビュアー/通訳として参加している。その他、幾つかのCD作品にてライナー、歌詞翻訳等も担当する。