色んな仕事を同時にやる方が僕としてはサクサク進む訳で。それぞれ進行具合を紙に書き出して、迷子にならないようにする。4月に香港の
Re-Recordsよりアルバム、Unhappy American Lost In Tokyoがリリースされます、今はジャケとインナーと帯の最終チェック。昨年ここのYan Jun先生の作品が英WIRE誌に取り上げられて話題になってる、中国音響、チャイノイズの新たなターミナル。個人的に凄い楽しみなリリース。音源は去年の夏以降からのフィールドレコーディングのサウンドシンセシスもので、shotahiramaらしいものに。難しくない、大文字の音楽にしたかったし、友人dennis(i love u!)のレーベルでもあるし。国内のディストリビューションも後ほど発表します、てかちゃんと詳細は随時。
そんな中今一番大きなものがこれ、
giuseppe la spadaプロジェクト。年末からずっと一緒に映像作品を作っている(全貌公開ヒント①実はDVDアルバムです。全貌公開ヒント②はまた今度。お楽しみに。)イタリアのgiuseppeが日本にこの春急遽来日するという事で。まぁ撮影、ビジュアルシューティングの為な訳で、主に桜の画が欲しいみたい。んでもそもそも僕の要求はクラカワーの荒野へ的な荒々しい緑色だったりカーソンの沈黙の春的な腐敗した緑色のダークトーンのグラデーションだったんだけど、、うん。それピンク。そりゃきれいだよ、日本だもの。
イメージ逃走論 by
shotahirama束ねられた複数色を重力にまかせて主観の頭上にぶん投げて(第一のイメージ/運動)、”そこ”から落下してくる不規則な順列で組み合わせられるカラーズ(第二イメージ/偶然性)、さらに”それ”に対比させたもの、対立するものや相反するものを、比較し選択する、その選択行為もまたハプニングによるもの。そこで導きだされたもの、”それこそ”が客観/自分の知識/教養/つまり感性/感情その外枠/また経験/そこからの記憶、という拡張子の時間軸上で上書きされ続けたデータファイル、その”外”(=それこそ)に該当する、所謂ノイズフィールドに出現した未知なるカラー/具体であり、第三のイメージ/超現実となりえるマテリアルなのだ。
しかしその具体(今回はカラーが説明材料だが)はあくまでもまだこの時点ではノイズであり、具体そのものをエディットするには、さらなる”探求という名の逃走”を繰り返さなければならない。要するに主観からのエスケイプ、不規則性へのエスケイプ、と各イメージからのランニングを連動させる事で具体を具体化に迎え入れてきた様に、どんどん、どんどんあの時頭上にぶん投げた時、その瞬間のイメージから第三の”ん”の字まで離れていくのだ。このイメージ逃走論によって重力にばら撒かれたはずの”それ”が今、超現実のイメージとなり、驚異的な不可解想像力を持ったシグナルとなる。giuseppeと共に取りかかっている作品は恐らくそんな色彩の作品になる。
だが問題もある。偶然性という点に若干のしこりがある。ってのもなんだかいまいち、なんつーのかハプニングもどこか数学的でまだまだ主観=リアルが固い頑固な鍵に繋がれてしまっている(鍵のメーカーはFXS、フルクサス、fuck u fluxus)。なんだか居心地の悪い、インランドエンパイアの寂れた町外れ大草原は暗黒と呼ぶにふさわしい仄暗いダークブラックの牛革にラッピングされており小屋に閉じ込められたウサギはコーマックマッカーシーのペーパーバックに出てきそうな70年代後半のカウボーイ風の服を着ている、ウサギは二本足でしっかりと人間と同じ営みを/生活を/こなす事が出来るが、なにしろこの被観照者的リズムでどうしても今は動けず第三のイメージ/対比へと次のひとっ走りにその肉球を黒々とした草むらに置いて行くことが出来ない。この感覚はなにか?ウサギは年中テレビ番組に閉じ込められており、外部にその生態をさらしているのだ。僕が偶然性に抱くぎこちなさは、このウサギがテレビの箱に住んでいる間は抱き続けるであろう謎の苛つきと一緒。
偶然性じゃなくてもっと不確定/不安定/不確実性なランダムを生むモジュールを作れればいい。マーカスポップ(OVAL)並みのプログラミングでビルドアップした様なランダムモジュレーター。より”確実な不確実性”が生まれるのであれば、そこではじめて対比出来るのであって、小屋のウサギはテレビ画面から外へ出れるのだ。ようやく主観/リアルはxになり、xが具体化への最後の逃走劇を開始する。
ちなみに一と二と三のプロセスソースコードはテキストにしろグラフィックにしろ、はじめと終わりを繋げても直線にしかなりません。円にはならない。このクリエーション行為には繰り返しが有効ではないのだ。なんでか?まぁ、具体と化した”それ”が再び主観に戻るとなると(三が一に戻る)、それは不確実性を経ていなかった証拠であり、当然超現実なんてものではなかったという事になるからだ。
さらに円はダダの象徴、この”しんぼる”ってのが既存のメディアに直接的リンクをしているので、主観からの逃避にエラーが生じてしまう、ピーターレーバーグ(PITA/Mego)が言うとなればそれはglitchであり、そうなると第一のイメージ/運動を邪魔する、スキップドディスクといったところだろうか。これがそのmego以降の音楽なら佐々木敦先生はかつて大喜びな訳で、でも私shotahiramaにとっては逃走を繰り返し形成するシュールというイメージングのアウトサイドに存在するであろう具体化されなかった単なる死骸にすぎない。
以上、浅田彰ライクな逃走論で大きく脱線してみましたが、
今回のこのGiuseppe la Spada+shotahiramaプロジェクトの大きな支えとなってくれている
mAtterのhamasakiさんと3人でスケジュールを調整して面白い事を企んでいます。Giuseppe la Spada+shotahirama+Yukitomo Hamasaki、ドリームチームみたいな組み合わせ。それに向けて久しぶりに機材狂shotahiramaのビザール音響ならぬVISAール音響な制作に必要なおnewマシーンを購入(not yet)。すべてはVISAカードのHPがどれだけ残ってるか。。
monolakeがSilence (2009)で使用していたSony PCM D-50を新たなフィールドレコーディング用に。違う国で違う環境で育って年代もバラバラな3人で何が出来るか、お楽しみに!!!
で!!このイベント、オーガナイザーの大活躍により各メディアで大騒ぎになっております、[fore(knowl)edge vol.1]
東京のstaalplaatこと
Warszawaにて3月20日の土曜日、Inner Science(西村尚美)さん、そして私shotahirama、12Kから新作が出ましたminamoのTetsuro Yasunagaさん、Linus RecordsのOsamu Matsumotoさん、各世代各々のフィールドでデジタルクリエーションからインプロヴァイズドなサウンドクリエーションまで勢力的に活動を続けてきているこれらアーティストが一同勢揃い致します。是非是非是非、お越し下さい!
2010/3/20 (Sat.)
fore(knowl)edge vol.1
at
Warszawa TokyoPresented by
yokkomokkoLIVE:
INNER SCIENCE
shotahirama
DJ:
安永哲郎 (Tetsuro Yasunaga)
Osamu Matsumoto
open / start 20:00~
fee - 1,500YEN
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INNER SCIENCE(西村尚美)
[PROFILE]
INNER SCIENCE also started in the end of 90s. It is a solo project by Tokyo-based Masumi Nishimura. In the early careers,he make his mark in the so-called Japanese Hiphop scene but since 2000s, he departed from narrowly-defined Hip Hop for the improvement in instrumental electronic music. Presenting perfect merge with beautiful melodies and colorful rhythms,INNER SCIENCE draw unprecedented attention in Japan and overseas.released a new solo work "Elegant confections e.p." from private label PLAIN MUSIC in 2007/november.subsequently,Split 12inch"Attributions e.p." with AZZURRO was released in 2008/march.The activity as DJ is activated in parallel with many production and live performance recently, too. A variegated sound sourcethat does derivation/expansion interpretation there centering on own music character is being played. Music was offered for the planetarium of "Nihon-KagakuMiraikan" in 2009. It keeps widening one's field of branch out as an artist.A new album is being produced now.
西村尚美によるソロ・ユニット。制作面では力強いドラムのグルーブと、きらびやかでメロディックな音色が絡まるカラフルな世界観を構築。イーブンキックからダウンビートまで振り幅の広いリズムとやわらかなアンビエンスをダブ・ミックスとリアルタイム・エディットを駆使して紡いでいくスタイルでのライブと、そこから派生/拡大解釈した音源ソースを大胆にプレイするDJイングには定評があり、一括りにはし難い様々なパーティー現場を日々飛び回る。自身の音楽活動のみならず、様々なアーティストへのエンジニア・ワークやリミックス提供、レコード・ジャケットやアパレルのアート・ディレクション、プライベート・レーベル"PLAIN MUSIC"の運営などなど、課外活動も含めた多岐にわたるアプローチを続ける。2008年はトラック・メーカーAZZURROとのスプリット12inch"Attributions e.p."と10inch"Attributions remix e.p."、MC KEMUIとの競作"Infects"を12inchとCDでそれぞれリリース。2009年は、9DWのリミックス作品への参加や、"DISC SYSTEM meets INNER SCIENCE"(ROMZ)のアルバムがドイツの"PROJECT MOONCIRCLE"にライセンス・アウトされアナログ盤でワールド・リリースされるほか、東京・お台場にある日本科学未来館のプラネタリウムの新コンテンツ"BIRTHDAY"(2009年1月10日公開)の音楽制作を担当する等、フォーマットを問わない多彩な活動を展開中。
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shotahirama(平間翔太)
[PROFILE]
shotahirama is a Japanese-American Sound Artist located in Tokyo, inspired by Modern Art, Dada and Bauhaus. Also known for the founding of the Edition NIkO (NIkO Label), ENG (electronoise group) and JANDEATH. His musical focus is characterized by digital synth and field recording with computer software processing and improvisation, which generates a large palette of possible sounds including; grainy textures, complex patterns of smooth drones, and microscopic clicks and cuts.
Shota, as a solo artist or in other project, has released music on the following record labels: Improvised Music From Japan (Japan. CD/BOOK, now on sale), Re-Records (Hongkong. CDR album, coming April 2010), Under The Spire Recordings (UK. CDR album, coming 2010), and net labels: TecnoNucleo (Spain. mp3 album, 2007), Alg-a (Spain. mp3 album, 2008), NTNS Radio (Netherlands. mp3 compilation, 2009).
And from 2009, Shota launched a collaborative project "Giuseppe La Spada + shotahirama", with Italian Webby awards winner, Giuseppe La Spada. Known as "one of the most highly rated film-artist of the moment" -Drome Magazine. In 2008 he strengthened the collaboration with Ryuichi Sakamoto and Fennesz following the two artists with his visual comments during the tournèe Cendre. This "Giuseppe La Spada + shotahirama" will be Shota' first Sound+Film works, stay tuned for more information...
ダダイズムの既成の秩序や常識に対する、否定、攻撃、破壊といった思想やバウハウスに見られる合理主義的・機能主義的な芸術に強く興味を持ち、電子機材を用いたノイズコンクレート、持続音響な作品制作、またその演出、表現への応用可能性、方法を探っている電子音響家、shotahirama(平間翔太。1984年アメリカ、ニューヨーク生まれ)。ENG (electronoise group)、Edition NIkO、Deep Listening Chair Festival主宰者。
これまでの主な作品として、Improvised Music From Japanから発刊された"Improvised Music From Japan 2009"(09年12月20日発売)での執筆、同じくCDへの楽曲提供、またフルアルバムとして"Unhappy American Lost in Tokyo"(香港Re-Records、CDR、10年4月発売予定)、"On high in blue tomorrows"(イギリスUnder The Spire Recordings、CDR、10年発売予定)、等その他複数(イタリアripples recordingsからのフルアルバム、香港Re-RecordsとEdition NIkOとの共作出版)の作品が控えている。またENG名義では2つのネットアルバム、"Barcelona"(スペインTecnoNucleo、mp3、07年発売)、"Kollaps"(スペインAlg-a、mp3、08年発売)、その他にも4曲のファイル提供と、そのリリース活動は頻繁である。
またサイドプロジェクトとして現在複数の作品が進行中。2007年にCommmons(英.Touch)よりリリースされたfennesz sakamotoの作品"cendre"そのヨーロッパツアーにフィルムアーティストとして参加し、Powerstock FestivalでのChristian Fenneszとの共演や坂本龍一主宰のStop RokkashoでのMono No Aware参加、2007年Webby AwardsにてDavid BowieやThe Beastie Boysと並び、その年唯一のイタリア人受賞者となった経歴も持つ、現在最も多くの電子音響家から支持を受けるイタリア人映像作家、Giuseppe la spada。そのGiuseppeとshotahiramaの2人で、それぞれ映像と音響を担当し新たな映像作品を制作中。
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Tetsuro Yasunaga (安永哲郎)
1999年から2007年までcubic musicに参加。2008年より「安永哲郎事務室」としてコンサートや美術展などの企画・プロデュースを行う。主な企画は、コンサート『今日のノルウェー実験音楽』『Jackie-O Motherfucker Japan Tour』『Lau Nau in Tokyo』『Greg Davis Japan Tour』『持続する日 (ドローン10時間リスニング)』、DJイベントシリーズ『公 聴 会』、美術展『What Becomes What by Tara Jane O’Neil』『...Play A Song For Me by Tom Greenwood』『Fonal Records Art Exhibition』『Taylor Deupree: UNSEEN(2010年4月開催)」など。また、minamo、HELLLLLLLLLLLLLLLL、VOIMA、HAKONEなどのグループで音楽活動も行っている。2010年1月minamoとして4年振りオリジナルアルバム「Durèe」を12kよりリリースした。無類の安藤裕子好き。あと坂本真綾も。
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Osamu MatsumotoLinus Records / Preco Records 主宰